なぜ結納返しに腕時計を贈ることが多いのか
2014/01/18
こんにちは、親父です。
随分前の話になるが、
結納返しに腕時計をくれると言われ、その時『そんな高価なものはいらないよ』と断ったことを思い出した。
結納返しなので結構上等なモノになる。(地域によって結納金の「1割返し」とか「半返し」など地元の習慣がある)
まだ歳も若く自分には高価な腕時計は似合わない、と判断したんだろう。変わりにMONTBLANCのペンを貰った。
20年近く前のモノになるが、勿論これは現役である。
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結納返しとは
現金で受け取ることもあるようだが、半数以上の場合「お品」をお返しする。
結納返しは「袴料」と言われる。実際に袋にそう書いて相手に渡す。(ちなみに「結納代」は「小袖料」といい、着物代のことを指す)
文字通り「洋服代」の意味だ。なので、結納返しでスーツを新調してもらったという人も結構いる。
各家庭の都合だったり個人差があると思うが、結納代の1割とか5割となると結納返しは金額的には数十万単位の額になる。
勿論スーツもいいが、2人の特別な人生の記念の品であるから、女性も、もう少し頑張って上等なものを贈ろうと考える。
婚約の記念にふさわしいモノ
一般的には婚約は一生に1回となる。(そうでもない人もたまにはいるが)
そのあとに続く結婚式、披露宴とあわせ人生のなかでもビックイベントだ。結納返しはその記念の品になる。
長く使えるもの
2人のこれからの長い人生を一緒に歩めるモノ。丈夫なモノ。
消耗しないもの
当然使ってなくならないモノ。無くなったら記念品にならない。
身に着けるもの
いつも奥さんが傍についてくれるという感覚を持てる。当時を思い出し、苦境な場合にも気持ちを強く保てる。
この3つがポイントになろうか。
スーツもいいが、歳をとるにつれて体型が変わってきたりとか、歳の応じてスーツの趣味も変わってくるのでなかなか一生通じて活躍できるものではない。また当然であるが、着込んでいくと形が崩れていくので、生涯の記念品としては要検討だろう。
となると、やはり腕時計は結納返しにはぴったりの贈り物なのだ。
迷わず腕時計を贈れ、遠慮せずに腕時計を貰え
これから結納を控えている皆さんに伝えたい。
女性の方、結納返しには是非腕時計を贈ってあげてほしい。いい物ほど長く使えるし、メンテ次第で子供たちへ引き継ぐことも可能だ。
新しい人生のスタートに腕時計を送り、末永く2人の時を刻め。
男性諸君、
迷うな、腕時計を貰え。
結婚して嫁をもらうということは、人の人生の責任を負うことだ。重いぞ。
その責任を決して忘れぬよう、腕時計を貰い、いつも身に着けろ。
遠慮をしている場合ではないのだ。