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【ATPワールドツアー】Barclays ATP World Tour Finals ジョコビッチに敗れ今シーズンを終了。飛躍の年となった2014年を振り返る。

      2015/08/16

ツアーファイナル準決勝 No1,ジョコビッチに屈する

1-6、6-3、0-6のセットカウント1-2で錦織敗れました。ラウンドロビンでフェデラーに喫した敗戦よりも内容は悪かったです。今大会初めてジョコビッチからセットを奪うもミスが多すぎでした。最終セットはまさに自滅。最初の相手のサービスゲーム、15-40とブレイクチャンスもミスで落としたところで流れがジョコビッチへ。相変わらずミスが続き二度と錦織ペースにはなりませんでした。少し気負い過ぎたかもしれません、全米オープン決勝時のような状況に自ら追い込んじゃったかな。。

photo credit: Marianne Bevis via photopin

がんばりましたよ、初のファイナルで準決勝進出ですもの。今回の敗戦も逆にみると未だ修正する余地があるということですよね。来シーズンに期待しましょう^^。

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錦織圭 飛躍の2014年を振り返る

錦織にとって大躍進の年となりました。年初から振り返ってみます。

期待の年初、ナダルとの大接戦

2014年年初のランキングは17位でした。初戦は全豪オープン前哨戦のブリスベン。フェデラーに次ぐ第2シードで参戦し、順調に勝ち上がるもSFで元王者で地元のヒューイットにフルセット負け。(この大会、ヒューイットは決勝でフェデラーにも勝利し久しぶりの優勝でした。)その後1週間の休養後、最初のグランドスラム全豪オープンに望みました。第16シードで出場、初戦のマトセビッチ戦をフルセットの末勝利するとR16で第1シードのナダルと対戦、今でも思い出します悔しい0-3負け。そろそろナダルにも勝てるんじゃないかという淡い期待があったこの試合、タイブレで2セット、もうひつは5-7と、もうちょっとのところまで追い詰めましたが、結果ストレート負けでした。もうちょっとでしたけど、もの凄く大きい実力の差でした。この後錦織本人が「悔しくてシャワールームで泣いた」と語っています。

北米シリーズ、メンフィスで優勝、そして上昇気配へ

昨年優勝したメンフィス、今年250に格下げもディフェンディングチャンピオンとして参加、難なく2年連続優勝を果たします。今年初優勝。つづくデルレイビーチはケガでR16を途中棄権。このころまで昨年までのケガの多い印象が払拭できていませんでした、また今年もかよ錦織と。最初のマスターズ、インディアンウェルズ。第19シードで参戦するもR32で熟練ハースにストレート負け。この時点でランキングは年初より下げて21位になりました。どうも波に乗れない印象でしたが、次戦同じくマスターズのマイアミで上昇気配です。第20シードで登場、R32でディミトロフ、R16でフェレールを撃破するとQFでフェデラーと対戦、逆転で勝利しました。次はジョコビッチとのSF、誰もが楽しみにした試合でしたが、残念なことにまたケガでリタイヤ。この頃でん部、足の付け根に痛みを抱えていたようです。とはいえ360ポイントを獲得しランキングを17位に戻しました。

クレーシーズン 躍進もケガとの戦い

丸一月の休養後、すでにクレーシーズンに突入し初戦は500バルセロナ。体調回復もあってか初戦から好調でした。錦織はハードコーターとの印象も裏腹にすいすいとクレーで勝利を重ねます。本来ライバルとなるはずの地元スペインのナダル、フェレールが相次いで敗戦、ドローにも恵まれ?初のヨーロッパ、クレーでの優勝を飾りました。本人も「昔はクレーが好きだった」というように苦手なワケではないようです。これで今シーズン2勝目、優勝の余韻そのままマスターズ、マドリッドに向かいます。

バルセロナの優勝でランキングはこの時点で12位に上昇、第10シードで参戦です。クレーコートは彼のプレーにあっているんでしょうね。好調を維持して勝ち上がりR16でラオニッチを撃破。そしてSFで地元の鉄人フェレールと対戦。この試合は記憶に残る名勝負、玉足の遅いクレー、ストロークを得意とする2人がフルセットで互いに精根尽き果たしました。最後、やっとのことでフェレールを突き放して勝利です。このときの錦織の試合後のインタビュー、言葉すらもまともに発することができないほどの疲労具合、見ていて心配でした。決勝の相手はナダルです。

すでにカラダは限界だったのでしょう、短期決戦を挑んだ錦織、積極的なプレーが冴え渡り第1セットを奪います。続く第2セットもブレーク先行で3-2とリード、ここまで完全にナダルを圧倒していました。が、その時が訪れます。錦織の足がとまりました。そして足を引きずりはじめました。ナダルも心配そうに声をかけます。それでもコートに経ち続ける錦織、見ていて辛かった。途中メディカルタイムアウトをとるも第2セットを逆転で失うと、第3セットはもう勝負になりません。ナダルの3-0となったところでリタイヤ。初のマスターズ優勝、そしてナダルからの勝利は実現できませんでした。ただこの準優勝で600ポイントを獲得し5月12日付けランキングで9位、日本人初のトップ10入りを果たします。凄い!!

しかしマドリッドの傷は深かった。回復に時間がかかりました。無理を承知で付け焼刃で望んだグランドスラム全仏オープン、第9シードで参戦も初戦敗退。激戦のクレーシーズンが終わりました。

フィジカルに変化、グラスシーズン

フレンチ後は体調面に気をつけながら芝への調整に向かいました。ドイツのハレではSFでフェデラーに負けるも、ウィンブルドンに期待をもてる印象。そして全英を迎えます。全仏の初戦敗退でランキングは12位に落ちました。全英は第10シードで参戦です。玉の伸びが速い芝、ビッグサーバー有利のなかR16でライバルのラオニッチと激突します。第1セットこそ丁寧にサービスキープを続けタイブレで獲得するも、それ以降は高速サーブにやられました。ラオニッチの調子もよかったです。うーん、残念。、

第10シードで参戦するもR16で敗退、シードキープですが結果ランキングも伸びない。ひとつのカベを感じました。ここでもう一段階成長しないとトップ10は維持できないんだなと。大変な世界ですプロテニス。

この頃からケガをしなくなったような気がします。特殊な芝の試合でも体調面は問題なく終えました。さぁ、いよいよハードコートシーズンに戻ります。

地元アメリカへ帰国、いよいよブレイク

7月は調整月。ランキングも勿論ですが今年はレースランキングも好位置です。初のファイナル出場も視野に入ってきました。しっかり調整して8月からの北米シリーズ本番、そして期待の全米オープンだ、と意気込んだにも関わらずまた嫌なニュースが来ました。足のおでき?をとる手術をするとのこと。何だよ錦織?!というかメディカルスタッフ何やってんのって!!何でこのタイミング?この前休んだときにケアしとけよっ!!

結果、当初ポイントを稼ぐ予定だった全米オープン前の大事なマスターズ2試合、モントリオールとシンシナティを欠場、正味1ヶ月空けてグランドスラムへぶっつけ本番となりました。

手術後、抜糸をしたのが開幕1週間前、あぁ、全仏の二の舞いか。。

この後の活躍を誰が想像できたでしょうか?休養十分でフィジカルはフレッシュ、ダメもとでリラックスして臨めたのが良かったのか。試合ごとに調子を上げ、あとは皆さんご存知の通りです。

全米オープン準優勝!!!

この準優勝は非常に大きかった。というのも上述の8月に欠場したふたつのマスターズ。この大会でシードキープをできたならば年内のレースランキングの8位以内は堅いとの目論みだったんです。いわゆるファイナル出場が見えていたんです。ところが足の手術でそれらを欠場、いったんは諦めかけたファイナルでした。しかし全米での準優勝でポイント大挽回、1,200ポイントを上乗せし9月最初のランキングで自己最高位の8位、この時点でレースランキングも同じく8位内に上昇しました。

アジアシリーズ 東京を含む2週連続優勝 そしてファイナルへ

全米オープン後、日本に凱旋帰国です。まさに錦織フィーバー。そんななかでも彼は冷静でした。ファイナル出場のために戦略的に出場した250クアラルンプールで優勝、つづく500東京でもまたもやライバルラオニッチを倒し2週連続優勝を果たします。全米からまともな休暇もなく満身創痍での連続優勝。ポイントも更に上積みして、ファイナル出場をぐっと引き寄せました。

このあと予定していたバレンシアを欠場、体調を万全に整えてファイナルも見据えた作戦のチーム錦織、残すはのパリマスターズです。パリマスターズ以降はこのブログの記事の通りです。実現させたファイナル出場、アジア人初の快挙でした。

 錦織圭、来年も更に上を目指して夢を与えてくれ

全米オープン以降、日本中が錦織フィーバーです。

錦織圭をプロ当初から追っかけているわたしとしては、随分急に見る目が変わったなぁという印象ですが。。まぁテニスの人気が上がるのだったらよしとしましょう。

今日のジョコビッチ戦のなかで松岡修造氏も言ってましたが、錦織圭はもちろん才能もありますが、相応に努力と苦労をした人間です。プロ転向当初は順調でしたが2009年から2010年のあいだはケガと手術でいったんランキングから姿を消しています。

言いたいのは、大変な世界でとんでもない苦労をして今の状況に錦織圭がいることを理解して欲しいんです。最近明らかにあまりご存知でない方がテレビでテニスのこと、錦織のことを語ると、何いっちゃってんの?と思うことが多々あります。この辺は今後是非解消・改善してほしいですね。

おそらく錦織は来年さらに成長し、マスターズ、グランドスラムを優勝するでしょう。その時にちゃんと喜びを共有できるように日本中で準備しておきましょうね^^。

 

錦織圭、今年は本当にお疲れ様でした!!そして夢をありがとう。いまはゆっくり休んで下さい。ありがとうございました^^/

 

 

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