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【書評】夏目漱石「こころ」

      2014/12/06

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どうも、最近文学親父です。

夏目漱石のこころを読みました。高校2年の国語の必須授業らしいのですが、まったく記憶にありません。文学部出身の友人に言うと、「初めて読んだの?!」と驚かれました。すこし恥ずかしかったです^^。なのでさらに恥をかいてやろうと思います。いまさら「こころ」の書評記事です。

強烈に描かれた男のわがまま

これは高校生が読むのと、大人になってからとでは印象が全く異なるのではないでしょうか。だって人間の欲とわがままについての話だから。人生経験のすくない若人と大人とはその両方とも感覚が違うはずです。これは男のわがままを飾ることなく書いた作品、モチーフもえげつない、金と女。欲の代表です。

photo credit: ageo_akaihana via photopin cc

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人間だれしももつ自分勝手な部分、それをどこまでこころに押し込めるか、もしくは外に出すか。大半の人が年齢を重ねるうちに慎重になるところあり、それを評価するような世の中の仕組みとなりました。わがままを貫きとおすことはうらやましい行為です。しかしながら犠牲にしなければならないものも出てきます。犠牲の極端な結果が、自身の死です。

わがままは周りにいる人にも相応に影響を及ぼします。他人を不安にさせ、人を寄せ付けなくさせる。

今の自分はどうなんだろう。自分勝手の度合いが過ぎていないか、ちゃんと妥協点を見出しているか、欲を抑えられているか。

この歳になって改めて問題提起されました。

こころ (新潮文庫)

 

環境の変化があったとい人、または人生の節目におすすめしたい

高校生(教科書に出ているらしいので)、大学生、社会人になるなど環境が変わるタイミング、また結婚した、身内が亡くなった、会社やめたとかいわゆる節目に読むことをすすめたい。

最初にも書きましたが、これは読み手の環境、立場によって得られるものが異なります。金と女に対する価値観、そして人間のエゴは人によって、時と場所によって変わるからです。

 

この後読みたい夏目漱石

さすが日本の文豪、夏目漱石。とういてい明治時代に書かれたとは思えないほど読みやすい。すらすらいけます。

今回の「こころ」は3日間で読み終えました。冒頭の友人のすすめが「三四郎」、「坊ちゃん」ですが、親父の他人に言われるままをしたくないわがままを少し発揮し、谷崎の作品に出てきた「草枕」にします。

 

 

 

 

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