親父の選択

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東日本大震災からもう4年、地震保険査定スタッフとのやりとりを思い出す。

      2015/04/29

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3月が目前です。忘れることのない4年前の3.11、東日本大震災。

震災以降、日本中が地震に対して敏感になりました。今でも各地で地震が発生していますし、行政もメディアも適宜地震に対して喚起を促しています。凄く身近になってしまったというか、いつまたあの惨事が起こってもおかしくない状況です。

実は我が家も場所相応に被害を受けたんです。その時にホント加入しててよかったのが地震保険。この時私は全労災の火災保険に入っていたのですが、担当者の対応がとても印象的だったので記事にします。

2011.3.11 当時の我が家の罹災状況

被災地の方々からするとこんな程度ですんで良かったじゃんって言われそうですが、うちはうちでダメージを受けたのは間違いないので書きます。

具体的に住所を云えば想像いただき易いでしょうけど、それはやめときます。。

近所も結構な被害だったことを覚えています。さすがに倒壊した建物は見ませんでしたけど昔からある古い家などは屋根瓦が崩れ落ち、細い市道に至っては波打ち、裂けていました。

こんなことになってしまうんだ、と驚いたことを昨日のことのように鮮明に思い出します。

我が家は外構部、特に塀の亀裂が目立ちました。倒れてはいませんが亀裂が入り、地面から垂直ではなく斜めに傾きました。あと家族全員一番辛かったのが家の壁紙が縦横無尽に裂けたこと。ついさっきまできれいだった壁紙が一斉に歪み、破れたんです。見ているだけで泣きそうになりました。それぐらい無残でした。

全労災に連絡を入れる

全労災の火災保険に付帯する地震保険に加入していました。一生で1度しか買えない家だからと建てた当初からです。

地震発生から少しは落ち着いた2週間経ったころに最初の連絡をいれました。なんとなく想定はしていたんですが、電話は全く通じません。2,3日後にようやく通じると「調整して折り返し連絡する」と言われて切りました。

電話越しでも忙しく対応に追われているのがすぐに想像できました。たかが2,3分の会話でしたね。この時の会話の内容は保険照会と簡単な状況説明です。

全労災から次に連絡があったのは3ヶ月後の6月です。

保険支払査定スタッフが家に来た

折かえしかかってきた連絡の内容は家に訪問したいという申し出です。

たしか梅雨の時期だったと記憶しています、お2人で来られました。ジメジメ暑かったのでまずは冷えた麦茶を出し涼んでもらいました。その時の会話では、

  • 前代未聞の地震規模と大津波。どの保険会社の査定スタッフも震災以後は東北地方優先で動いた。
  • 関東大震災以来、首都圏に最も影響を及ぼした地震。
  • この規模での対応に慣れていないのもある。

大まかにはこんな内容。そのお2人は実際に現地にも行かれたそうで、言葉にも重みがありました。連絡を受けてから時間がかかってしまったことへの侘びの言葉が口から出たんですけど、それは途中で遮りました。状況が普段とは違いますからね。

20分ほどの会話の後、家の査定を開始です。

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人生初の損害保険査定を経験

まずは外から開始です。私もちろん初体験で知らなかったんですが、ほんと細かいところまでチェックするんですね。一覧表のようなものを持てって、それに沿ってひとつづつ確認していたようです。

スタッフの人に指摘されて初めて気づいた亀裂もありましたよ!「これ地震前なかったでしょ?」て。さすがプロで、損害箇所をみただけでそれが最近のものなのか、それともそれ以前の古いものなのか見当がつくらしい。

屋外に30分、屋内で20分ほど、かれこれ1時間近くはかかりました。

家に入ってもらったときから壁はすぐ目に入ったようで、「これはひどいね」と。査定スタッフにそう言ってもらい正直少しほっとしました。

再度リビングに戻ると、その一覧表を見ながら2人で電卓を叩き始めます。2人ともそれに集中していたのでこっそりのぞき込んだんですが、一覧表には被害の項目がずらずらっと記載されていて、それに応じて点数がついてました。恐らくその数値合計で損害の度合いを決めるのでしょう。

その後2人で数分何やら話したあとに、「おそらく一部損壊になるでしょう」とのこと。「多少なりにも保険金が出るんでしょうか?」と聞くと、「はい、出します。今の契約内容からすると○○円ほどでしょうか。」の回答。

続けて、「自治体の罹災証明書は申請しましたか?」の質問。なにそれ?って逆に教えてもらいました。

罹災証明書とは

自治体に申請、審査の上発行してくれます。これは地震で被害を受けたことを証明する書類ですが、この後様々な状況で実際に役立つことになります。

たまたま私の勤める会社ではその罹災申請書を提出することで見舞金をもらうことが出来ました。また暫らくしてから自治体から税金特別控除の申請書類一式が送られてきました。震災発生時に遡って一定期間税金を控除するという内容です。

会社からの見舞金は有難く頂戴しましたが、さすがに税金控除までは自分には大袈裟すぎると考え申請していません。もっと大変な人たちがいるから。また罹災申請書があることで部分的に高速道路が無料となったのは皆さんも記憶にあるでしょう。運輸会社がその制度を悪用して捕まってましたが..^^

申請書には罹災の日時、その原因・理由を書き込みます。

「罹災日時:平成23年3月11日14時50頃、理由:地震のため」

それはまさに私が東日本大震災の被災者になった証明書でした。

全労災査定スタッフとの最後の会話

正味2時間ほどいたと思います。査定を終え、おおよその保険額と今後のスケジュール、そしてさきほどの罹災証明書の説明も受けました。

具体的な金額は書きませんが、当初保険金が支払われるとは思っていなかったのでその後の修復費用として非常に助かりました。

玄関まで送りました。私が最後に御礼を伝えると、スタッフのひとりがこう私に言いました。

「いいんです、今回は。こういう時にこそお金を出すんです。ましてや今回は地震、付帯契約の限られた加入者さんに対して報いないと。」

まとめ

できればあのような地震の経験はもうしたくはありません。皆さんも一緒でしょう。しかし近い将来に発生する確率が高いみたいですから心積もりは必要です。

備えあれば憂いなしじゃないですけどやはり家族を守る最低限の保障は日頃からチェックしておくべきだと。起こってから、なってからでは遅いです。適宜生活スタイルによって見直しすることが大事ですね。

また、私は保険業界についてよく分かりませんが対応してくれた査定スタッフさんには感謝です。最後の会話で、ひょっとしたら大目に見てくれたんじゃないかと思ってます。今回全労災でしたが、他の保険会社もそうなんでしょうか。起こって欲しくはありませんが、万一の時にこのような対応をしてもらえるのであれば保険って価値ありだと再認識した出来事でした。

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