【書評】外見よりも実は中身のほうが美しい...日経デザイン「アップルのデザイン戦略」
2015/02/11
どうも、春先に今更iPhone4sに機種変したちょっと変わり者の親父です。
毎年9月には恒例の新型iPhoneの発表・発売。それに飛びつき徹夜までして手に入れようとする人たちとそれを煽るメディア。
「なんだ、またかよ、、」
正直なところ親父のなかでマンネリ化していたアップルの商品マーケティングでしたが、この本を読んでそんな考え吹っ飛びました。アップルのモノ作りに対する姿勢、恐るべしです。
「拘り・こだわり」を妥協することなく、いつも全力で追求しているんですね、アップルという会社は。
photo credit: Thomas Hawk via photopin cc
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『アップルのデザイン戦略 カリスマなき後も「愛される理由」』 日経デザイン社
アップルの商品をデザインの視点で徹底的に分析しています。ひとつづつ写真がついて読みやすい内容。
アップルの「拘り」を知ることができます。
20年程まえに仕事でマッキントッシュに関わっていた頃、「同じ程度のパソコンと比べて、アップルのPCはネジ・ビスの数が圧倒的に少ないんだよ。」とあるエンジニアが話していたことを思い出しました。
現在もその拘りはちゃんと残っているんですね。
外見のよさで人気のアップルの商品、
本書では外見よりも『中身』の美しさをベタ褒めしています。
もちろん外装についても言われないと分からない程の『拘り技術』も盛り沢山です。外装箱から見た目の美しさの追求、アップルの強い意志が反映されています!ここまで考えているとはすげーなアップル!!
アップル自体は商品を製造はしていません。日本の任天堂と同様にファブレス企業です。商品の企画・設計・開発だけをアップルは自ら行い製造自体は協力会社に任せています。
このファブレス体制も継続して世にヒット商品を生み出すアップルの強さのひとつの理由かもしれません。日本の企業ももっと見習うところが多いよね。
ジョブスなき後も『強いアップル』、その理由が垣間見れる内容でした。
親父の書評ひとこと
いまの元気のない日本の製造業、こんなアップルのような「拘り」が不足してんじゃないかなぁ。特にソニー。親父が就職した頃は日本を代表するトップメーカーだったのに。。そのころのソニーの商品にもやはり「拘り」があったはず。
スマートデバイスでは後手を取ってる日本企業、挽回を期待します。
ちょっとiPhone6のリリースが楽しみになってきました。いよいよですね~。