ミランに奴が帰ってくる。ミランを、そして本田を更に進化させる男、リッカルド・モントリーヴォ。
2015/05/16
終わってしまうといつも随分前の話だと感じてしまうサッカーのワールドカップ。つい4ヶ月前にあった日本での「騒動」を皆さん覚えているでしょうか。イタリア人監督ザッケローニが4年間育んだサムライブルーは、その青さがイメージさせるのと同じくらいの「寒い」結果(2敗1分)を日本にもたらしました。日本中のサッカーファンが落胆し、世界との差を痛感した一ヶ月でした。
見ていたファン以上に当の選手たちが悔しかったことに疑う余地はありません。どうも気が抜けた自信のなさそうな表情でベンチから試合を見つめる香川、試合後のインタビューで男泣きした長友、もう代表は辞めるとまで言い出した内田。そして最後まで、目指すは優勝と言い張った本田。現在、みな悔しさとそれぞれの思いを胸にクラブに戻って戦っています。
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ザック監督はイタリアに帰ってしまったのですが、そのイタリアで絶好調なのがACミランの本田。ワールドカップの苦い経験を、思うように活躍できなかった昨シーズンの鬱憤を晴らすかの如くミランの背番号10番が躍動しています。現在6得点で得点ランキングは上位、そしてインザーギ監督が率いるチームは勝ちきれない試合が多くなってきたものの1敗をキープでまずまずの順位です。
あいつがいないにも関わらずです。。
そう、モントリーヴォです。
ACミラン主将、リッカルド・モントリーヴォ
日本が惨敗したそのワールドカップの準備中、イタリア代表のモントリーヴォは不運にもアイルランド代表との親善試合で左脚を骨折します。ブラジルワールドカップではエースとしての活躍を期待されていましたが、残念ながら代表離脱しました。5月31日の出来事です。
それから半年が経過、モントリーヴォがいよいよミランへ帰ってきます。
ポジションはMF。本田が本来やりたがっているトップ下とは異なり、それよりもやや低めに位置します。そこから精度の高い長短のパスを操り攻撃陣にボールを供給します。
インザーギはモントリーヴォの復帰を見込んで本田を右FWで起用しているのかも知れません。テクニックに優れ、左利きで得点力もある本田とイタリアが現在に誇るファンタジスタ、モントリーヴォを共存させるための選択と考えることができます。
モントリーヴォの復帰によりミランの攻撃力は更に高まることは確実です。本田も今以上に得点の機会が増えるでしょう。このまま得点ランキング上位を突っ走る可能性も十分アリです。
もうすぐ真のミランを見ることができます。情報では11月中旬の本格復帰を見込んでいるとのこと。
早く戻ってこい、モントリーヴォ!!
(インザーギ監督へ、あとはディフェンスですね。。)